こんにちは。天白区平針南の飯野歯科です。
急に秋の風が吹くようになりました。今日の受付では、どの患者様も「朝晩楽になりましたね。」が第一声でした。
昨日は、日本歯科医師会主催のセミナーに出席しました。
【口腔機能~発達不全と低下】、【認知症高齢者の口腔健康管理】の2講演です。
最近の勉強会で、盛んに話題となっている演題でした。
子供や高齢者の口腔機能の改善を目指すために、沢山のポイントを再確認できる内容で勉強になりました。その中でまず一つ、皆さんにお伝えしたいお話は…
子供のお口の成長についてです。
食べることが上手でない子供の原因の一つに
1、病気からの発達の遅れの場合もあるが、
2、長く母乳やミルクを飲んでいたりして変な癖がついて、上手に食べられない場合もあります。
お座り、つかまり立ちが遅いと、口腔発達も遅い事が多いです。発達には個人差があるので、そんな事も覚えておくといいと思います。
唾液が少ないと、食べにくいので、よだれが少ない子は食べるのが遅いかもしれません。
子供の体が原因ではなく、食事の内容が、子供には食べにくい形態をしていて、噛むのに時間がかかっているのかもしれません。
他の子供と比べて、発達が遅いことがあると心配になるものですが、個人差も大きいので無駄な心配をしてしまうことも多いでしょう。
子供は、大人の小型ではなく、舌の動きやほっぺの力など弱いので、よく噛んで飲み込むのには時間も労力も必要です。お口の周りの筋肉が発達するまではぎこちないこともありますので、ゆっくり見守っていただきたいです。
でも、不安がぬぐえない時は、早目に歯医者さんを受診してくださいね。
飯野歯科院長 飯野新太郎