『日光の三猿』の彫刻

こんにちは。天白区平針南の飯野歯科です。

残暑はどこへやら、一枚羽織りたくなる涼しさですね。皆さま、お変わりございませんか?

今日は、知っているようで知らなかった話を…

今年、日光東照宮の『陽明門』や『三猿』が大規模な改修工事を終え、鮮やかな色彩に蘇りました。

『見ざる聞かざる言わざる』の三猿は、子育て時期の親の姿勢を示すものだと初めて知ったのです!

ご興味のある方は、読み進んでくださいね。

 

まず、国重要文化財「神厩舎」の全景です。神馬がお勤めする馬屋です。

壁に人の一生を表した8枚の彫刻が飾られています。

 

一番左の彫刻は。

  

 

【母親が子供の未来をはるかに望んでいる場面で、枇杷と朱色の雲は「バラ色で実り豊か」な子どもの未来を暗示している。】

左から2枚目が、三猿です。

【幼いうちは、純真で周囲の影響を受けやすい。だから、この世の中の悪い事は見聞きせず、悪い言葉も使わせず、良いものだけを与えよ。この時期に、良いものを身につけておけば、悪いものに触れても(対しても)、正しい判断ができる。】と教えています。

  私は、自分が、悪いものを見ない、聞かない…なのかと思っていたので、子育ての親の姿勢を言っていたのか!と、新鮮な驚きでした。

あと6枚の彫刻で、人の一生です。ざっと並べておきますね。

 

   

左は、孤独に耐えつつも、独り立ちを決める猿。

真ん中は、青年期の2匹の猿が希望をもって上を見上げています。右上に青雲が記され、「青雲の志」を抱いた若い猿と解釈できる。

右は、辛い事にあって、友達に慰めてもらっている様子のようです。

 

   

 

2匹の猿は、結婚を決心を固めた猿と、決断を迫られている猿のようです。

真ん中の彫刻で2匹は結婚し、荒波も二人で力を合わせて乗り越える様子を表しています。

最後の1枚で、結婚した二人が協力して荒波を乗り越え、平安な家庭環境を整え、子宝に恵まれ、子供が生まれれば親になり、最初の面の子育てへとめぐることになります。

そして永遠の命が受け継がれて行く。

子は、「悪い事は見ない。聞かない。話さない。」そして、「平安」な心で育てられなければならない。幼児期のあるべき環境を『長春(バラの別名)』が象徴しています。

 

以上が、三猿を含む8枚の彫刻の教えだそうです。目からうろこでした。

最後まで読んでくださって、有難うございました。

  受付 飯野準子